投稿一覧
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学会誌勉強ノート 〜日病総診誌2022:18(2)〜
日本病院総合診療医学会雑誌 2022年第18巻2号 症例報告:COVID-19 CT severity score が予後予測に有効であった新型コロナウイルス(COVID-19)肺炎の1例 青江佳歩, 森井和彦, 越智正彦, 他. 日病総診誌 2022:18(2):88-92. 概要 高血圧の既往のある77歳女... -
無症候性頸動脈狭窄の治療法の比較:CAS vs CEA
頸動脈狭窄に対する治療として、頸動脈ステント留置術(carotid artery stenting:CAS)と頸動脈内膜剥離術(carotid endarterectomy:CEA)があります。近年、治療法の進歩によりCASのCEAに対する非劣性を示す研究が多く出されています。今回取り上げるのは... -
マラソン大会参加レポート 〜第29回郡山シティーマラソン〜
2022年4月29日に開催された第29回郡山シティーマラソンに参加してきました。 この大会に参加するのは初めてですが、新型コロナウイルス感染症流行のため3年ぶり、参加者を4割程度に絞っての開催ということでした。 新型コロナウイルス感染症流行下の開催と... -
学会誌勉強ノート 〜日病総診誌2022:18(1)〜
専門医としての臨床・学術活動の参考にするため、所属学会の学会誌も定期的にまとめていこうと思います。 日本病院総合診療医学会雑誌 2022年第18巻1号 原著:新型コロナウイルス抗原定量検査の有用性 新型コロナウイルス感染症抗原定量検査による疑似症... -
PM2.5濃度と死亡率の関係は?
微小粒子状物質(PM2.5)濃度が高い地域では死亡率が有意に高いと言われています。では、PM 2.5濃度の高い地域から低い地域に移住すれば、その後の死亡率は低下するのでしょうか。 Changes in exposure to ambient fine particulate matter after relocati... -
重症患者に対する輸液のスピードは予後に影響するか?
重症患者に対する輸液過負荷は予後を悪化させる可能性が指摘されています。輸液速度を緩めることで患者の予後は改善するのでしょうか? Effect of Slower vs Faster Intravenous Fluid Bolus Rates on Mortality in Critically Ill Patients: The BaSICS R... -
糖尿病患者における低GI/GL食の効果は?
健康志向の高まりとともによく耳にするようになった低GI/GL食。糖尿病患者にどのような効果があるのでしょうか。 Effect of low glycaemic index or load dietary patterns on glycaemic control and cardiometabolic ... -
認知症高齢者の焦燥性興奮に対するミルタザピンの効果は?
認知症患者の不穏、興奮、易怒性はしばしば対応に苦慮します。そのような事例に最近使用されることが増えている抗うつ薬ですが、その効果と安全性はどうなのでしょうか。 Study of mirtazapine for agitated behaviours in dementia (SYMBAD): a randomise... -
低酸素血症に対する酸素投与、目標とする血中酸素濃度は?
重症患者の呼吸管理において、高い酸素濃度は臓器障害を増やす可能性が指摘されています。では目標血中酸素濃度を低めに設定して管理したら、患者の臓器障害を本当に減らすことができるのでしょうか。 Effect of Low-Normal vs High-Normal Oxygenation Ta... -
除細動前にアドレナリン投与、心肺停止患者の転帰は?
心肺停止患者の蘇生では、除細動適応のリズムであればすぐに除細動を行うのが基本です。本研究では、除細動適応リズムに対し、除細動より先にアドレナリンを投与された患者の転帰について検討しています。 Epinephrine before defibrillation in patients ...