Reserch– category –
-
認知症高齢者の焦燥性興奮に対するミルタザピンの効果は?
認知症患者の不穏、興奮、易怒性はしばしば対応に苦慮します。そのような事例に最近使用されることが増えている抗うつ薬ですが、その効果と安全性はどうなのでしょうか。 Study of mirtazapine for agitated behaviours in dementia (SYMBAD): a randomise... -
低酸素血症に対する酸素投与、目標とする血中酸素濃度は?
重症患者の呼吸管理において、高い酸素濃度は臓器障害を増やす可能性が指摘されています。では目標血中酸素濃度を低めに設定して管理したら、患者の臓器障害を本当に減らすことができるのでしょうか。 Effect of Low-Normal vs High-Normal Oxygenation Ta... -
除細動前にアドレナリン投与、心肺停止患者の転帰は?
心肺停止患者の蘇生では、除細動適応のリズムであればすぐに除細動を行うのが基本です。本研究では、除細動適応リズムに対し、除細動より先にアドレナリンを投与された患者の転帰について検討しています。 Epinephrine before defibrillation in patients ... -
高齢者でLDLコレステロールを下げる意義はあるか?
LDLコレステロール低下は心血管イベントの抑制効果が知られています。75歳以上の高齢患者でもLDLコレステロールを下げる治療を行う意義はあるのでしょうか。 Efficacy and safety of lowering LDL cholesterol in older pat... -
新規発症の全般てんかんにおける第一選択は?バルプロ酸vsレベチラセタム
全般てんかんにおける第一選択薬はバルプロ酸ですが、近年ではレベチラセタムが使用されることも増えています。臨床的効果と費用対効果はどちらが優れるのでしょうか。 The SANAD II study of the effectiveness and cost-effectiveness of valproate vers... -
高血圧治療は起立性低血圧のリスクを高めるか?
最新のガイドラインでは厳格な血圧コントールが推奨され、降圧目標も従来より低く設定されています。血圧低下を積極的に目指す治療によって起立性低血圧のリスクは高まらないのでしょうか。 Effects of Intensive Blood Pressure Treatment on Orthos... -
新規発症の焦点てんかんにおける第一選択は?レベチラセタムvsゾニサミドvsラモトリギン
抗てんかん薬は近年ラインナップが増えていますが、非専門医には違いが分かりにくいところです。焦点てんかんの治療として、有効性・費用対効果の面でどのような薬剤選択がふさわしいとされるのでしょうか。 The SANAD II study of the effectiveness and ... -
ANCA関連血管炎の寛解導入において、リツキシマブ+減量ステロイドはリツキシマブ+高用量ステロイドに劣らないか?
ANCA関連血管炎の治療におけるステロイドの用量についての論文です。日本発のエビデンスです。 Effect of Reduced-Dose vs High-Dose Glucocorticoids Added to Rituximab on Remission Induction in ANCA-Associated Vasculitis: A Randomized Clini... -
在宅医療と入院治療、患者の転帰に差は?
本来入院して受けるような治療を自宅で受ける。それで患者の転帰に差はないのか。在宅医療の体制が日本と大きく異なるイギリスでの研究ですが、非常に興味深いテーマです。 Is Comprehensive Geriatric Assessment Admission Avoidance Hospital at Home a... -
腰痛と変形性関節症に対する抗うつ薬の効果は?
腰痛はプライマリ・ケア医に受診する患者の主訴として非常に頻度の高いものです。近年、慢性疼痛に抗うつ薬が処方されることが増えていますが、効果は如何ほどのものでしょうか。 Efficacy and safety of antidepressants for the treatment of back pain ...